オランダ政府の亡命

さて、オランダ領を制圧したら、外交フェイズで次のようなメッセージが表示された。



天候が回復していれば、空爆を敢行して、オランダ・ベルギー領の制圧も早まったはずなのだが。すべて思い通りに、というわけにはいかないようだ。現状、アントワープで合流できたことにより、海岸沿いにオランダを攻略してきた部隊が遊兵となった。

というわけで、指揮官は解任。部隊はいったん国家備蓄へ。パリ進撃を目指して再編成だ。
(このゲームをやっている人は、ヨーロッパの地理に詳しくなるだろう)

ところで、任命した指揮官。陸戦を挑むときに、戦いの見通しについて、メッセージで告げてくるのだが当てにならない。「勝てそうにない」といった趣旨のことを言われても勝てたことが何度もある。まあ、コツさえ掴んでしまえば何とかなるものだ。

何度か陸戦を経るうちに、コツのようなものがつかめてきたので紹介する。
ポイントは重砲と野砲である。もし自軍にアウトレンジから攻撃できる部隊がふたつ存在すれば、心強いものとなる。逆に相手側に重砲・野砲を有する部隊が複数あると厄介だ。

たいてい敵部隊は、装甲車両を有する強力な部隊を突出させて前線を構築し、後方から砲撃してくるはずである。この前線を突破して、重砲・野砲を有する部隊に肉迫すれば、あとは白兵戦に持ち込んでしまおう。「突撃」をかけてしまうのだ。白兵戦に持ち込めば、陣地の耐久力など関係ない。歩兵でも十分戦える。

装甲車はアウトレンジからの砲撃では、ダメージを受けない。そのため、前面に押し出して戦うべきだ。そして、必ず「戦意」の高い指揮官をつけておくこと。ダメージを被れば、陸戦士気が低下する。低下すれば前進できない。そればかりか、後退し始めることもあるので、指揮官に回復してもらわねばならない。

味方の部隊は、消耗しつくしては駄目だ。たえず補充を続けて、できることなら数の上で敵兵力より多くなっていることが望ましい。攻撃側である場合、少数で多数を打ち破ってこそ……ということは考えない。下手をすると戦線崩壊して、消耗戦に突入する。

どうも、このゲームは勝手が違うようだ。占領地を拡大しても国力が増加するわけではない。資源の産出が制限されているためだろうか? 消耗戦への突入をどうやって避けるか? 手順を誤るとすぐに劣勢に追い込まれそうな気がする。このあたりの力加減が、なかなかクリアさせないバランスを保っているのだろう。


グロス・ドイッチュラント2入門へ  このページのTOPへ