治安と国民士気の影響

ドイツは国内にたくさんの工場都市を抱えている。
ポーランドやスペインなどは、国土の広さの割に、まるで工場が存在しない。当時のドイツは、まさにあらゆる分野で、世界の1、2を争っていたことがよく分かる。

では、国内の状況を見てみよう。
下図右端に「治安度」と「国民士気」が表示されている。



こうしてみると、国内の治安も国民士気も、そう悪くない。
だからといって、放置してしまうのはもったいない。活動ポイントは次のターンに持ち越せないからだ。

国民士気は、採掘量や生産量に直接響いてくるパラメーターである。簡単な話、国民士気が90なら、その根拠地での採掘量、生産量に1割分のロスがでる。資源の採掘量が7000もあると700のロスが出ることになる。

総生産量、総採掘量は足し算なので、少しずつのロスが意外と大きくなっていたりする。
重要な根拠地の国民士気は、できる限り挙げておくのが望ましい。


「電撃戦シナリオ」が始まると、すでにポーランドを占領下においている。資源の採掘や工場生産も行われるが、いかんせん治安も国民士気もよろしくない。


※ポーランド領は、占領によって枢軸国側となっている。治安も国民士気もボロボロだ。

ポーランド領内に工場は存在しないが、唯一、原油を産出するところがある。
ワルシャワ西方に位置するクトノである。



原油3000を産出する。
これは無視できない。国民士気を向上させて、額面どおりの産出量に引き上げなければならない。また治安も向上させないと、ストや蜂起を招くことになる。



このように重点的に治安・国民士気を引き上げるのは、まず、資源を産出するか、工場による生産・加工の可能な根拠地である。

ストが発生するとそのあいだの資源採掘量は0、工場生産力も0になる。
蜂起が起こると民兵部隊(レジスタンスやパルチザン)が出現し、連合軍の勢力下に入ってしまう。すると補給線が寸断されるおそれがあるので、工場もない、資源も採掘できないからといって、まったく手をつけないわけにはいかない。

占領地が増えてくると、治安コマンドの「統制強化」では、効率が悪くなってくる。蜂起の予防には、陸戦部隊を配備する方法がある。それぞれの陸戦ユニットに与えられた警備力が、必要警備戦力と同等以上になるだけ配備しておけばよい。



「宣伝」や「治安」コマンドは、敵国の根拠地を占領することで、使用する機会が増えることになる。空挺団を使用せずに勝利すると、占領地の国民士気は0に、治安も0になるからだ。また工場や資源のある拠点では、国民士気を上げて国家備蓄への納入量を増やしたいものだが、治安が低いとスパイに妨害されて、「宣伝」が失敗しやすくなる。
「宣伝」が失敗したらスパイが潜んでいるのではないかと疑い、摘発を行うようにするといいだろう。


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