治安の向上・スパイの摘発

内務省から「○○に敵スパイが潜入した兆候があります」というメッセージで教えてくれることがある。また治安の低い根拠地は、潜入されやすくなるので重点的に摘発したほうがいいかもしれない。とはいっても、そうそう摘発できないようなので、「潜入した兆候がある」と告げられたら、すぐ摘発することを繰り返すといいだろう。

スパイの潜入はターンを持ちこしても継続している。そのため、ポイントが足りなくて摘発できなかったとしても、翌ターンには真っ先に摘発することだ。
スパイを潜入させたままにして、治安が低いと次のような事態が生じるおそれがある。



では、宣伝省と内務省へのポイント振り分けはどのように行うべきだろうか?
これは、その時々による、といった対処が一番いいような気がする。国民士気が低いと、資源の採掘に十分な力を発揮できないし、加工も生産能力も100パーセントに満たなくなってしまう。

工場や資源の採掘地のある根拠地は、宣伝を行って優先的に国民士気を上げておく。治安の工場は内務省の管轄になっているので、スパイの脅威がない場合は、「統制強化」を行っておくといいだろう。

自国領で破壊活動に成功されると、国民士気が下がってしまう。国民士気はパーセンテージに直結しているから、1割下がれば、その根拠地での採掘・生産・加工能力が1割減ってしまうことになる。石炭を3000採掘するなら、300採掘量が減り、陸戦兵器を100作れるのなら、1割にあたる10だけ生産量が落ちてしまうことになる。
(スパイによる破壊工作は、建物を壊すのではなく、国民士気を下げることである)

占領地が拡大すると、治安・国民士気の安定化に手を焼くことになる。蜂起されると補給路が寸断され、ストを起こされるとその根拠地での生産・採掘等が0になる。そういうときに限って、スパイが暴れまくっている……。

じわじわと国力を削り取っていく「破壊活動」を目の当たりにすれば、やり返してやろうと考えるのが筋というものだ。航空機工場やボーキサイトを産出する根拠地で、破壊活動を展開させたり、相手国で慢性的に不足する物資は何かを突き止めて、その供給源に損害を与える……。

「暗殺を阻止した」というメッセージがたまに出てくるので、驚くこともあるだろう。

このように宣伝と治安のどちらを優先すべきかというのは、序盤は生産力や採掘量を向上させるため、宣伝重視でいいかもしれないが、そのうちスパイ対策を重点的に行うときが来る。活動ポイントの振り分けは、臨機応変に7〜13に調節するべきだ。


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